※こちらはお客様の工場です
こんにちは!小さな缶詰工場のスタッフです。12月の工場設立を目指し、試作を重ねる日々が続いています。工場の細部を形にしながら、地域の特産品に新たな魅力を見出すための探求はまさに冒険そのもの。地元の漁師さんが夜明け前に網を引き、鮮度を守り抜いて届けてくれる海の幸や、畑の土の香りと風の音を感じさせる野菜たちが、私たちの試作の主役となっています。これらの素材一つ一つが持つ力を存分に引き出すため、日々試行錯誤を重ねています。
試作は単に美味しさを追求するだけではありません。地域の風景や歴史、そしてその土地で生きる人々の想いを缶詰の中にどう詰め込むか、細部にまでこだわりぬいています。例えば、素材の切り方一つにしても、適切な厚みや形を見つけるために何度も試作を繰り返し、調理の温度や時間も一秒単位で微調整を加えます。私たちは和食の伝統的な手法を大切にしつつ、現代の技術を取り入れながら「初めて食べるのにどこか懐かしい」一口を目指しているのです。
12月にオープン予定の工場は、単なる生産の場を超えて、地域の新たな拠点として輝くことを目指しています。訪れる人々には、缶詰づくりの一部始終を間近で体験し、その土地の誇る食材に触れてもらう場を提供します。この場所から生まれる缶詰は、食卓に彩りを添えるだけでなく、家族や友人との会話の中で新たな物語を生み出します。「この缶詰には〇〇県産のトマトが使われているんだ」「△△さんが朝獲った魚が入っているんだ」という言葉が、食事の時間をさらに豊かにしてくれます。
これまで重ねてきた試作は、いよいよ形となって製品として登場する日を迎えます。今後のブログでは、試作の過程で見つけた驚きのアイディアや、こだわりのエピソードをもっと掘り下げてご紹介していく予定です。私たちが愛情を込めて作り上げる缶詰が、皆さんの食卓に届く日を、どうぞ心待ちにしていてください!
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